ダンサーでもなる!四十肩、五十肩になったときの対処法

ダンサーでも、四十肩・五十肩になる可能性は充分あります。

先日、私のダンス仲間の女性が、起床する時に肩が痛い(激痛)ことに気が付き、病院に行ったそうです。

病院で検査をしても異常はなく、問診の際に医師から


ウチで治せません
「とはっきり言われたそうです。

四十肩・五十肩を診断できるのは医師だけと言われていますが、それは医療機関でMRIやレントゲンなどの検査をして、検査結果に明らかな疾患がない・・・とされた場合に診断されるからです。

つまり、病院で「原因不明」「治療法がない」とされたらまとめて四十肩・五十肩と診断されるのです。

彼女の場合は年齢が40歳ということもあり、診断は「四十肩」ということで落ち着きました。

彼女は、毎年フルマラソンを完走し、ダンスでもパワフルかつスピーディーな動きが得意な、誰もが認めるスポーツウーマンです。

それが、原因不明の肩の痛みにより、肩をかばって数日間は、まるで老婆のような歩き方をしていました。

彼女のように、不運にも四十肩・五十肩を発症してしまったら、どうすればいいのか調べてみました。

四十肩・五十肩の痛みによる3つの時期の呼び方・名称

四十肩・五十肩は、肩こりと違って「痛み」と「時間の経過による症状の変化」が特徴です。

そして発症から回復まで、痛みの程度によって3つの時期に分けられます。

急性期・・・炎症期、疼痛期(とうつうき)とも呼びます。
ズキズキ傷んだり、疼くような痛みがあります。激痛が伴うケースもあると言われます。

拘縮(こうしゅく)期・・・慢性期とも呼ばれます。
肩関節の炎症は納まっていますが、肩回りがロックがかかったように動かせなくなるなどの症状がみられます。
無理に動かそうと、ちょっとでも動かしただけで激しい痛みが起こる場合もあります。

回復期・・・文字通り回復に向かっている時期です。
多くの場合、痛みが治まっていますが、なかにはまだ動かそうとすると痛みが出る人もいます。
完全に痛みが引く期間は、個人差があります。

この痛みの時期によって、適切な対処法がありますので、ぜひ、知識として知っておきたいと思います。

実際は急性期⇒拘縮期、拘縮期⇒回復期のように、移行時期も存在するため、移行期も含めると6つ、ないしは7つの時期に分ける分類法もあります。(アメリカの理学療法ガイドラインでは4つ)

より確実な治療を行うには、分ける期間は3つより多い方が、より手厚いでしょう。

発症から3か月までの急性期(6週~9か月)

病院では痛み止めの投薬や注射といった治療が主になります。

痛みに対して、非ステロイド抗炎症薬の飲み薬や貼り薬、あるいは座薬や注射で対処することになります。


とにかく痛みをなんとかしてほしい!
という時期です。

この時期に、針治療やマッサージは、一時的に痛みが軽減しても、また痛みは戻ります。

また、へたに、運動すれば肩関節の炎症を悪化させてしまうこともあります。

痛みのつらさから、うつ状態になる人が出るのもこの時期です。

そのため、できるだけ早く、次の拘縮期に移行することが望ましいといえます。

病院での主な治療 保存療法(主に投薬と注射で痛みの緩和をはかる)
整体院などの病院以外でできる治療 ・アイシング(冷やす)で痛みと炎症を鎮める。

・超音波の機械で炎症部位を刺激して細胞の反応を促すことで、治りを良くする。

・針・マッサージ治療。ただし急性期には患部に直接的には行わない。(やってもらいながら「そこじゃないんだけどな・・・」と感じるかも。でもそれで正しいといえます)患部である肩関節の周りの筋肉の緊張をゆるめて、血流を良くすることで、肩関節が固まるのを軽くするのが、主な目的。

・運動療法。きわめて低負荷で行う。インナーマッスルの強化で関節が固まるのを予防し、治療期間を短くするのが目的。ただし、痛みを感じない程度に行う。わずかに動かしても痛みを感じる状態なら、炎症の鎮静を優先して行わない。

肩周りが動かなくなる拘縮期(4~6か月)

この時期、少し肩関節の炎症が収まっています。

そのため、痛みが少しずつ軽くなってきた、と感じるようになります。

が、肩回りがロックがかかったように動かせなくなるなどの症状がみられることがあります。

そして、その場合、無理に動かそうとすると、激しい痛みが伴う場合もあります。

いずれにしても、痛みの軽減に伴い、肩回りが動かなくなる、といった症状がみられます。

理想はこの拘縮期の初期から、「発症する前の状態に戻すための治療」を開始することです。

急性期の終盤から拘縮期への移行の時期には、運動療法(針治療やマッサージ)で、肩の関節が固まるのを予防します。

ほっとけば治るのか?

かつて四十肩・五十肩になったことのある人が、「五十肩はしばらくほっとけば自然に治る」という話をするのを聴いたことがありませんか?

私がかつて勤務していた美容整体のお店でも、お客様にそんな話をされたことがあります。

痛みが減る、なくなることは「治る」こととは違います。

痛みが引いても元のようには動かせなくなってしまいます。

時期が過ぎて自然に痛みが減るのは一見、喜ばしいのですが、その代わり急速に肩関節が固まるため、動かしにくくなります。

肩周りを動かせる範囲が著しく狭くなるのです。

また、痛みがある間は肩を庇うので、肩関節を動かさなくなります。

肩を長期間、動かさないことによってインナーマッスルの筋力が衰えてきます。

衰えたあとで筋トレをしても、「筋肉を正しく動かす能力」そのものが回復するとは限りません。

この後の回復期まで何もせずにいると、関節に問題が残ります。

痛みが収まる回復期(6ヶ月~2年)

いつの間にか痛みがおさまってきたなと感じるのが回復期です。

この時期には運動療法が主になります。

とくに肩周りがスムースに動かせるようなインナーマッスルの筋力トレーニングに重点が置かれます。

肩甲骨周りの筋肉を動かそう

拘縮期から回復期にかけての回復方法として、肩甲骨周りの筋肉を動かすことを勧めます。

そもそも、肩の動きは、肩甲骨周りと腕の骨(上腕の骨)の動きにより成り立っています。

そのため、肩甲骨をあまり動かさないでいると、四十肩・五十肩の運動療法の効果は、なかなか出ません。

実はダンサーにとっては、どれだけ肩甲骨周りの筋肉を動かせるかということが、とても大切です。

やはり、腕を少しでも長く見せたいとか、腕の動かし方とかで、表現が変わってきますので、そのためには肩甲骨周りが自由に動かせた方が良いです。

肩甲骨周りの筋肉が固いことは、ダンサーにとっては、普通の人にとってよりも恥ずかしいというか・・・、まあ、あまり良いこととは言えません。

 

まとめ

四十肩・五十肩は痛みの時期によって適切な対処法が違います。

何もしなければ、痛みが治まっても、肩の関節の関節包というところに癒着が生じます。

関節:骨と骨とのつなぎ目

関節包:そのつなぎ目を包む柔らかい膜

癒着すると肩周りが動かしにくくなり、インナーマッスルの筋力も下がります。

発症してしまったら、自分の痛みは↑の3つのどの時期なのか見定めましょう。

そして、その時期によって適切な治療を行うことを、強くおすすめします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

この記事の内容には、コチラのブログを参考にさせていただいきました↓↓↓

大変詳しく、そしてわかりやく五十肩(四十肩)について書かれていますので、ぜひ参考にしてみてください。








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