バーにつかまらずに立てるトウシューズに出会いました。

このたび、バレエ仲間に勧められて、トウシューズを今まで履いていたものから別のメーカーのものに変えてみました。

トウシューズを変えてみると、劇的にレベル(あくまで自分比)が上がりました・・・。

(今までのレベルが低すぎですが。)

トウシューズを変えたことによる変化に、大変、感動したのでその内容をこの記事でお伝えしようと思います。

私のように、トウシューズで立ったり、ましてやバーや何かにつかまらずトウシューズで歩くことすら、ままならない・・・、というポワント初心者で悩める大人リーナさんの参考になれば幸いです。

夢のトウシューズのはずが・・・悪夢の始まり(笑)?

週1回1時間とはいえ、バレエのレッスンを受けるようになって5年。

大人リーナ(大人になってバレエを始めた人)の初心者クラスです。

主にバレエシューズでのレッスンですが、先生の

「夢をみさせてあげましょう・・・」

という言葉により、当時、一緒の時期に習い始めたバレエ仲間全員(アラフォー、アラフィフ世代の大人リーナ)が、トウシューズを履くことを許可されました。

ただし、先生の見ているところでのみ。自宅などで履いて練習したりとかは危険なので、ダメ。

そうして、レッスンでたまーにトウシューズを履くようになってもう、3年になります。

今年の2月には発表会があり、私も出演させていただきました。

・・・が、舞台でトウシューズを履くことを、私は許されませんでした。

同時期に始めた他の仲間たちは、トウシューズで舞台に出ることを許されましたが、私は、ダメ。

原因は、トウシューズを履いて歩いたときに、膝が曲がっているからです!

関係する記事>>>トウシューズで立てない原因を追及。軸足の膝が伸びない!

・・・納得です。完敗です。

トウシューズで立てない、歩けない。

というわけで発表会は無事(?)に私はバレエシューズで踊らせていただき、ことなきを得ました。

とはいえ・・・。

いつまでもトウシューズが上達しないのも、先生に申し訳ない。

今までもいろいろと、できる範囲内で試行錯誤していました。

同時期にバレエを始めた仲間たちと比べて、私がとりわけ大きく後れをとってしまったのがトウシューズを履くポワントのレッスン。

初級のクラスなので、内容はバーにつかまって立ったり、トウシューズを履くことに慣れることから始まりました。

現在、トウシューズの練習は、バーにつかまらないでスタジオの端から端まで歩くという内容も加わりましたが、できる人はもう少し高度なこともやります。

私はとにかく、バーにも何もつかまらないで、トウシューズで歩くということが、ままなりませんでした。

ほんの短い距離を、2、3歩歩いただけでもすぐにかかとが落ちてしまいます。

それでもなんとか、生まれたばかりの小鹿のように、また歩くのですが、バランスを取ろうとするためか、すぐに膝が曲がってしまいます。

そしてヨロヨロ歩いたかと思うと、やはりすぐに、かかとがおちてしまいます。

トウシューズが楽しくない・・・。

先生は決して無理はしないでくださいね、と言ってくださいます。

無理しようにも、手も足も出ないとはまさにこのことだ、と自分で思うような状況でした。

まわりの仲間たちが次々と、トウシューズを履いて歩いたり回ったりするのを横目で見つつ、


人は人。自分は自分(されど仲良し)。

と自分に言い聞かせていました。

とはいえ、


せめてスタジオの端から端までポワントで歩けるようにはなりたい・・・。

バレエのレッスンのモチベーションを上げたい

このままでは、レッスンでトウシューズを履く時間が、自分にとって、ますます悲しくつまらないものになっていきます。

もう、この際、とにかく歩けりゃいいのです。

レッスンの自分のモチベーションを下げないためです。

わずかな距離でも歩みが止まるのは、さすがに自分でも情けなくなります。

そんな私の窮状を見かねたのか、親切なバレエ仲間たちが自分のトウシューズを「試してごらん」と、履かせてくれたりしました。

彼女たちは、最初に買ったトウシューズが「どうにも痛くて合わない」という理由で、他のメーカーのトウシューズに買い替えていました。

いつの間に!

大人リーナの仲間にトウシューズを履かせてもらう

・・・というか、トウシューズって本来は消耗品なんですよね。

私のように、最初に買ったトウシューズを律儀に3年も履いているのは、本来ならアウトなんでしょうね。

私たち全員が最初に履いていたトウシューズは、チャコットのベロネーゼIIです。

初心者はベロネーゼⅡを履いている人が多いとは、よく聞きます。

ベロネーゼIIは「シャンク」という中敷きが、薄めで柔らかく足にぴったりとフィットしやすいうえ、立ったときに安定しやすいともされています(新版 知ってる?トウシューズ (エトワールブックス)より)。

シャンクについて

シャンクとは土踏まずにフィットして足をサポートしてくれる板状のもの。その固さや長さの違いが、それぞれのシューズの大きな特徴になります。一般的に固いものは足が強く甲が出やすい人向き、やわらかいものは足が弱くて甲が出にくい人向きといわれますが、固くてもなじみやすかったり、やわらかくても耐久性に優れていたりと、その性質はシューズによってさまざま。

新版 知ってる?トウシューズ (エトワールブックス)より引用

トウシューズを買い替えた仲間たちも、最初は私と同様、地元のチャコット
のお店でフィッティングして、ベロネーゼIIを購入しました。

とはいえ、レッスンの回数を重ねるうち二人は、どうしてもベロネーゼIIが足に合わないと感じたそうです。

トウパッドを変えたりトウキャップを着けたり、試行錯誤したようです。

結局一人は、どこか別の店で新たにトウシューズを購入。

トウシューズマニアみたいなオーナーが、マンションの1室で、口コミや紹介による限られた顧客のためにのみトウシューズを買い付けてきている、という店だそうです。

そして、もう一人は出張のついでに東京都内のバレエ用品の展示会で購入したとか。

新たなトウシューズとの出会い

一人目の仲間が試させてくれたのは、同じチャコットのスワンというタイプのトウシューズでした。

こちらはバランスをとりやすい作りになっているとされています。

私は履いてみて、ベロネーゼIIよりもスワンの方が、自分も立ちやすいと感じました。

そこで、


よし、私もスワンを買いに行こう! 

と、その場で決めました。

ちなみに、もう一人のバレエ仲間のトウシューズは、私の足には全然合わないと感じました。

そちらはシルビアというメーカーの、フロリナトウというシューズでした。

トウシューズをショップでフィッティング

先日、私は地元のチャコットのショップに行きました。

私が行けるバレエ用品の店は、ココしかありません。

そして、フィッティングしてくれる店員さんに事情を話しました。

すると、店員さんが


スワン以外に、これも試しませんか? 

と持ってきてくれたのは、BLOCH(ブロック)のバランスヨーロピアン(Balance Europian)というトウシューズでした。

そこで、スワンと両方比べてみて、私にはバランスヨーロピアンの方が、立ちやすいと感じたので、そちらを購入しました!


やっぱバランスヨーロピアンにしました。

BLOCH:ブロックのトウシューズ

どちらかというと幅広さん向けのもの
初心者から上級者まで幅広くお使いいただけるトウシューズです。

プラットフォームが広くて、立ったときの安定性が良く
ソールのしなりも非常にいいため、土踏まずへのフィット感が抜群です。
足の力が弱くても比較的甲が出しやすいです。
足なじみがいいと評判のトウシューズ。

つま先の内側にパッドが付いていて、トウパッドをそう厚くしなくても痛みがないようになっています。

ショップの販売ページトウシューズ【BLOCH】バランスヨーロピアン★ブロックの幅広さん向けトウシューズ⇒バランスヨーロピアン(非常に安定感の高いポワント)Balance Europianより引用

バランスヨーロピアンを履いてみた感想・レビュー

履いたとたん、「コレだ!」という予感めいたものがありました。

店員さんにも

「良さそうですね」

と言っていただき、ワクワクしながら購入。

次のバレエのレッスンが待ち遠しくなりました(こんな気持ちはひさしぶりです)。

足裏がシャンクのカーブによって前に押し出される感じが強く、それによって甲が前に出ている気がします。

プラットフォームも広く、バランスがとりやすいので脚が弱くても立ちやすい感があります。

↓の画像は、左が私が3年履いていたベロネーゼII。右がバランスヨーロピアンです。

同じバレエのトウシューズでも、全然違いますね。ワイズというシューズの幅もかなり違います。

↓裏(ソール側)からみたところです。左がベロネーゼII。右がバランスヨーロピアン

ベロネーゼIIもそんなに多くの回数を履いているわけではないですが、バランスヨーロピアンは買ったばかりなのでソールもまだきれいです。

プラットフォームという、立ったとき床に接地する面も、右のバランスヨーロピアンは左のベロネーゼIIに比べて広いです。

↓上がベロネーゼII、その下がバランスヨーロピアンです。

↓左ベロネーゼII、右バランスヨーロピアン

何もつかまらないでトウシューズでゴールまで歩ききった!

そしてバランスヨーロピアンを購入した後の、初のポワントのレッスン。

いつものようにスタジオの端から端まで歩く、という練習をしてみたところ・・・なんと、一度もその距離を歩ききれなかったのが、トウシューズを履いて歩けたのです!

ゴールまで歩ききったときの、この感動!!! この喜び・・・。

追記:後日、先生からまだ膝が曲がっていることを指摘されました。

追記:およそ2か月後の現在。トウシューズを履いて膝が曲がっていたら、意識して膝を伸ばせるようになりました!

興奮して、同じくバレエを習っている娘(長女)にこの感動を伝えました。

すると娘が自分もトウシューズを替えたい、と言い出しました。

私から見ても、娘(中一)もトウシューズを履いたときの膝が、あまり伸びていないように見えるのが、以前からちょっと気になっていました。

そしてちょうど次女も、先生からトウシューズを履いていいとお許しが出たところだったので、3人でチャコットに行きました。

トウシューズに頼ってしまう?

フィッティングしてくれた店員さんに、バランスヨーロピアンを履いてとても具合がいいことのお礼を言いました。

そして、長女もバランスヨーロピアンを試させてほしいと話しました。

ところが、店員さんによると


お子さんの場合は、シューズに頼ってしまうのであんまりオススメしないんです。 

とのこと。

確かに言われてみれば、そうかもしれません・・・。

私もバランスヨーロピアンを履いていて、かなりシューズに助けられている感はありました。

まだこれから成長期の娘には、トウシューズの力でラクをさせてはいけないのかもしれません。

子どものトウシューズ

結局、長女は今まで履いていたのとと同じ、チャコットのベロネーゼⅡを買いました。

ただし足が成長していたので、1センチサイズが大きいものです。

成長期のお子さんの場合は3か月~半年に1回は、フィッティングによるサイズチェックをしたほうがいいらしいです。

長女はここ最近、急激に背が伸びてき普段の靴のサイズも大きくなっていました。

普段靴のサイズが変わったときには、トウシューズのサイズも見直しましょう(チャコットのお店に置いてあるチラシ・DMの受け売りです)。

ちなみに次女の方もベロネーゼⅡでした。

バレエは習いごとのなかでもお金がかかる?

今月は、合計3足もトウシューズを買ってしまいました。それぞれトウパッド(こちらはフリードです)と、トウシューズに付けるシューズ用ゴムも購入。

お店のレジでクレジットカードで支払うとき、金額を聞いて気が遠くなって倒れそうなフリをしたら、長女に「恥ずかしい・・・」と言われました。

帰りに街を歩いていたら、話題の映画「万引き家族」のポスターが目に入ったので、さらに娘に「ウチもこうなるかもよ」と、ふざけて言ったら心底イヤな顔をされてしまいました・・・。

子どもに習い事でバレエをさせるのは、実際、ホントにお金がかかります・・・。

習いごとのバレエがよくわかるオススメのバレエマンガ


バレエ漫画の傑作「テレプシコーラ」には、そういったお金や大人の事情にまつわるエピソードが多々描かれています。

なかなかに、世知辛い描写が、作中けっこう至るところでも見受けられます。

何より金銭面も含め、日本でバレエを習うことの現状がよく描写されています。

小さい子どもよりも、大人や中学生向けの内容といえるでしょう。

テレプシコーラ」はストーリーもホントに面白いし、バレエを習っている人には、解剖学的な解説や正確なバレエのポーズの絵柄も含めて、ホントに勉強にもなる漫画です。

子どもにバレエを習わせようか迷っている保護者のかたにも、オススメの漫画です。


同じく山岸涼子先生の昔の漫画「アラベスク」もオススメです!

バーにつかまらずに立てるトウシューズに出会いました。おわりに。

今までトウシューズで立てない、歩けない、と試行錯誤してきました。

トウシューズを今まで履いていたものから変えてみて、それだけで解決したわけではもちろんありません。

先生からは、相変わらず膝が曲がって歩いていることを指摘されています。

やはりシューズの力に頼るだけで終わらないように、今後も自分で脚や足裏の筋力やその他、鍛えていかなくてはならないです。

それでも自分では、合うシューズを見つけたことでまずは一歩前進、という感じです。

次は膝が伸びている状態で歩くことを目指します。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!

おまけ:

↓旧ソビエトが舞台。バレエ少女ノンナの成長物語。劇的に面白いです!私がノンナなら亡命するかな。


亡命しないってネタバレしてる・・・

↓こちらも四の五の言わず、読め!という感じ。
ほんと、面白いから。バレエ漫画の傑作中の傑作。


ローザンヌコンクールが舞台の第二部も合わせてぜひ。

衝撃と感動の第一部終了時に中学生だった六花ちゃんが、成長して高校生になりローザンヌに挑戦。舞台はスイス、ローザンヌバレエコンクール。世界を舞台に予想もつかない展開に、何度も驚かされます。六花ちゃん、頑張れ!

 


娘たちも夢中になって読んでました。 

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